ハルモニア通信

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漠然として感覚の記憶 八王子ハルモニア

■2022/09/08 漠然として感覚の記憶 八王子ハルモニア
「トラウマは記憶の保持時間差によって起こる?」

人間には大脳新皮質(人間脳)と言われる脳があるために、不安・緊張・恐怖と言った状態に晒された時、それらを様々に拡大解釈をします。
例として、大切な家族を亡くした時など、自己否定や自身を責めるなどにより強く精神的ダメージを受けることになります。
この精神的ダメージは、トラウマとして身体症状をも引き起こし、PTSDといった症状となります。

ここで防衛反応は3つのFと言いますが、固まる(Freeze)、逃げる(Flight)、戦う(Fight)の3つの頭文字をとったものです。

動物ですと、助かった場合は固まった(Freeze)状態から解凍作業を行います。
それは犬が身体をブルブルと払うように動く動作となりますが、人間はそれに気づかず凍結したままの状態でいます。身を固めることは自身を守っている鎧のようなものです。

その鎧の状態のままでいることは、反面フラッシュバックの引き金にもなるのです。

この鎧は細胞レベルでは身体記憶として残っていることで、さまざまな症状が現れることとなります。
 
一方で脳には、大脳旧皮質(動物脳)に記憶保持する場所があります、それは海馬(短期記憶)で出来事を記憶し、扁桃体(長期記憶)で感情・情動などが記憶されます。
 
動物は、厳しい自然の中で生きるためにそれら扁桃体の長期記憶は危機的状況の防衛本能として役に立つ反応に過ぎません。
ところが人間は、海馬と扁桃体の時間差(例:幼児期に父親に叩かれた→叩かれた当時の父に似た男性が怖いなど)があることにより、具体的な出来事の内容を忘れてしまい、不安や緊張・恐怖を得たときの漠然とした感覚を記憶しているのです。
そのため何かのスイッチで、出来事記憶がなくても、瞬間的反射的に不安・緊張・恐怖が襲ってきます(フラッシュバック)。

カウンセリングルーム ハルモニア
加藤 佳子



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