ハルモニア通信

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防衛反応とPTSD 八王子カウンセリング

■2023/06/09 防衛反応とPTSD 八王子カウンセリング

防衛反応は3つのFと言いますが、固まる(Freeze)、逃げる(Flight)、戦う(Fight)の3つの頭文字をとったものです。
何か恐怖の対象が襲ってきた時、固まるか、逃げるか、戦います。
ご自身を守るための反応、反射でもあります。


動物ですと、助かった場合は固まった(Freeze)状態から解凍作業を行います。
それは犬が身体をブルブルと払うように動く動作となりますが、しかし人間はそれに気づかず凍結したままの状態でいることがあります。。
それらは二度と見たくないものから、身を固め鎧をまとうことで自身を守っているようなものです。
その鎧をまとう状態のままでいることは、反面フラッシュバックの引き金にもなるのです。

この鎧は細胞レベルでの身体記憶として残って、さまざまな症状が現れることとなります。
 
実際に脳には、大脳旧皮質(動物脳)に記憶保持する場所がありますが、それは海馬(短期記憶)で出来事を記憶し、扁桃体(長期記憶)で感情・情動などが記憶されます。
 
動物では、厳しい自然の中で生きるためにそれら扁桃体の長期記憶は危機的状況の防衛本能として役に立つのです。
ところが人間は、海馬と扁桃体の記憶で(例:幼児期に父親に叩かれた→叩かれた当時の父に似た男性が怖いなど)具体的な出来事の内容を忘れ、不安や緊張・恐怖を得たときの漠然とした感覚を記憶しているのです。
そのため何かのきっかけでスイッチが入り、出来事記憶がなくても、瞬間的に不安・緊張・恐怖の感情がありありとよみがえってきます(フラッシュバック)。

また人間には大脳新皮質(人間脳)と言われる脳があるために、不安・緊張・恐怖に晒された時、それらを様々に拡大解釈をしてしまいまうことがあります。
例として、大切な家族を亡くした時など、不必要に自己否定や自身を責めるなどにより、より強く精神的ダメージを被ることになります。
この精神的ダメージは、もちろんトラウマとして身体症状をも引き起こし、PTSDといった症状となります。
 
カウンセリングルーム ハルモニア
加藤 佳子

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